少年野球を始めてよかったこと

少年野球の始め方

 WBCでの日本代表の大活躍もあり、野球に興味を持ち始めたお子さんも多いのではないかと思います。今回は「少年野球を始めてよかったこと」について紹介したいと思います。保護者としては送迎などで少年野球の大変さに目が向きがちですが、非常にプラスの面も多いので、ぜひ参考にしてみてください。

1、運動神経がよくなった

走る子ども

 最近の風潮として、「運動神経はトレーニングによって伸ばすことができる」という考えが増えてきていると思います。私もその考えに賛成です。実際に野球を始めて息子の運動神経がよくなったと感じているからです。

 我が家の長男は、お世辞にも運動神経が良いとは言えないタイプです。運動会の徒競走はぶっちぎりの最下位が定位置、お友だちのように動けないので休み時間のサッカーやドッジボールは参加せず傍で見ているだけという運動音痴です。しかし、野球を始めたことをきっかけに以下のような変化が起こりました。

運動会の徒競走で最下位ではなくなった

 もちろんその年の組み合わせの運というのもありますので、一概にこれだけで判断することはできませんが、野球の練習で走る機会が増えたため、フォームは以前に比べるとかなり良くなりました。誰と走っても負けそう、という走りから比べると大きな進歩だと感じています。

担任の先生からスポーツができるタイプだと思われるようになった

 これは面談のときに先生と話していて感じたのですが、野球をしていなかったときと野球を始めてからの担任の先生の反応が明らかに変わりました。スポーツやってるからスポーツできそう、というイメージ戦略もありますが、体育の授業もそつなくこなすようになったそうです。

運動に対する苦手意識が減った

 やる前から「どうせできない」と考えるタイプだった長男ですが、体育で新しく走り高跳びに挑戦した際に、かなり上の方まで挑戦したそうです。上記の先生のイメージも、こういったことから生み出されているのかもしれません。

 なお、次男はもとから運動大好きなタイプなので、得意分野をさらに伸ばすといった具合にそのまま邁進しています。

2、友だちが増えた

友人と肩を組む写真

 近所に近い年齢の子どもがあまり住んでいないこともあり、放課後一緒に遊ぶ友だちは皆無だった息子たちですが、週5で野球をしているので、当然の流れで野球部員と仲良くなりました。特に同じ学年の子は家族ぐるみで仲良くなりましたし、違う学年の子と仲良くなったので学校生活でも今日は誰に会った、と楽しそうです。

 親の立場からしても、参観日や運動会で自分の子どもの他にも見てわかる子がいるというのはとても楽しいです。親同士も知り合いなので学校内に急に知り合いが増えていろいろと助かります。

3、時間の使い方が上手になった

時計の写真

 一週間のうち、平日3日と土日の計5日の練習が基本なので、とにかく忙しいです。帰って宿題を高速で終わらせる、プラスの勉強は雨の日か野球の練習が休みの日にするなど、効率的に勉強をするようになりました。

 夜はなかなか時間が取れませんが、朝起きるのは得意な方なので、朝練を行ったり、好きなテレビを見たりと朝活を行うようになりました。学校にも時間に余裕をもっていけますし、土日も朝から活動するので活動時間は長いです。

 遊ぶことやゲームも好きなので、勉強を早く終わらせて時間を作って遊びにもかなりの時間を割いています。時間があったときよりも濃い内容で遊んでいるように感じます。

4、休日の過ごし方が上手になった

 時間の使い方とも関係しますが、基本的には土日も祝日も野球の練習や試合があるため、完全な「休日」は多くありません。

  • 雨の日
  • 連戦が続いてオフの日

 上記二つくらいですが、天候に左右されたり、日程がわかるのは直前だったりと、正直に言って予定を立てるのは難しいです。そのため、事前に「次、雨だったら○○する」「もしも晴れの日と休みが重なったら△△へ行く」など、ざっくりとした計画を立てます。休みの日は貴重です。遊ぶときは思いっきり遊ぶ、休むときはとことん休む、と充実した過ごし方ができるようになりました。

5、家族で共通の話題が増えた

楽しい食事の写真

 もともと野球は好きな家庭ではありましたが、今は家族全員強制的に「趣味:野球」という状況なので、必然的に野球の話題が盛り上がります。野球部の友だちの話なら家族全員に通じますし、試合の話、練習の話など話題には事欠きません。

 ただし、暗黙のルールとして試合でうまくいかなかったときは野球の話はほどほどにして違う話題、遊びをするなどの配慮は必要です。うまくいかないことは必ずありますが、本人が一番わかっていることなのでそっとしておきましょう。

 また、休日の過ごし方でも触れましたが、休みの日にどう過ごすかを家族で話し合うのも楽しいです。中高生になれば家族で過ごすことも少なくなるでしょう。子どもが小さいうちは全力で一緒に遊びましょう。

まとめ

 少年野球を始めてよかったことについて簡単にまとめると以下の通りです。

  • 運動神経がよくなった
  • 友だちが増えた
  • 時間の使い方が上手になった
  • 休日の過ごし方が上手になった
  • 家族で共通の話題が増えた

 少年野球を始めてすぐのときは、良い面よりも悪い面に目がいきがちでしんどい思いもしましたが、ふと振り返ると良いことも多いなと思える時期が来ます。生活リズムが安定してくると、むしろ良い面の方が感じやすくなると思います。子どもと一緒に楽しめるといいですね。

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