子どもが習い事を始めると、送迎や月謝の支払い、連絡事項のやりとりなど大なり小なり保護者の役割が発生します。今回は少年野球を始めたときに、保護者に求められる役割を取り上げたいと思います。
全保護者共通の役割
子どもが野球チームに所属したときに、保護者に求められる役割とは何でしょうか。まず前提として、地域のスポーツ少年団は、基本的にボランティアで成り立っていることが多いことを知っておきましょう。
監督やコーチの善意で教えてもらっている状況がほとんどです。そのため、チーム運営は保護者で分担して行う必要があるわけです。
すべての保護者に共通して必要な役割は、日々の送迎、チームの保護者会の参加です。送迎に関しては、練習場所が子どもの足で通える範囲内であれば必要ありません。チームの運営は保護者全員に関わることですので、それに関する保護者会が開催される場合は参加しましょう。
また、試合や練習試合の際に車出しをお願いされることもあります。チーム全体で車を出せる人が足りない場合は参加できないこともあるので、可能な範囲で協力する必要があります。息子のチームでも、実際に練習試合が車が足りずに中止になった経験があります。
父親に求められる役割
少年野球チームにおいて、父親に求められる役割に、練習試合の審判、練習の手伝いがあります。野球経験が豊富な方であれば、コーチをお願いされることもあります。スポーツ少年団では子どもの入団と一緒にお父さんコーチをする人も多いと思います。
母親でももちろんコーチができる方は大歓迎ですが、お母さん世代で野球経験者という人は多くないでしょう。今は女の子も野球をやる子は増えましたので、将来はお母さんコーチも増えてくるのではないかと思います。
未経験の方は不安になるかもしれませんが、練習の手伝いは多岐にわたるので、経験者でなくても子どもと一緒に楽しむことができます。息子が小さいときは、キャッチボールの相手を私がすることもありました。もう今は息子のレベルが上がってしまい私では相手になりませんが、ずっと一緒に練習すれば自分のレベルも上がり、できることが増えていくと思います。
母親に求められる役割
所属しているチームにお茶当番があれば、母親が主にこれを担うことになります。もちろん父親がやってもいいですが、上記の練習の手伝いを父親のほうが上手にできるため、便宜上こちらを母親に割り振ります。
お茶当番は、監督、コーチ、子どもたちのお茶の補充、具合が悪くなった子どもの手当や親への連絡、試合であれば審判へのお茶出し等があります。
お弁当が必要な日には準備も必要です。我が家では夫と一緒に準備していますが、お母さんが作る家庭のほうが多いようです。
役員になった場合
チーム事情によって異なると思いますが、代表者となる保護者会長や、部費を管理する会計といった役員を置いているチームは多いと思います。試合の参加登録や費用を払ったり、部の道具を購入したりする仕事があります。
まとめ
多くの少年野球チームでは、保護者の協力のもとチームの運営が成り立っています。
- 送迎
- 審判、コーチ
- お茶当番、お弁当作り
- 役員となってチームの運営
まともにこなすと結構ハードな内容です。休みの日がそれで終わってしまうこともありますが、卒団した保護者の方が「こんなに子どもに関われるのは少年野球の間だけだった」と言っていたのが心に残っています。とは言えできる範囲で協力すれば良いと思いますし、保護者の負担を減らす工夫をしているチームもありますので、保護者に求められる役割がどのようなものかを確認してチーム選びをするのも選択肢としてありだと思います。