子どもの習い事の中でも、スポーツ系の習い事は大変なイメージを持つ方は多いと思います。その中でも、少年野球は厳しく、親も大変という印象を持つのではないでしょうか。実際に少年野球を始めて、大変だと感じたことを取り上げたいと思います。
1.野球のルールを覚えること
野球をはじめたときにまず大変だと感じたことは、野球のルールが難しいことです。ストライク3回でアウトになる、3アウトでチェンジ、といった初歩的なことから、ピッチャーが投球動作に入ったのに投げることをやめたらボークを宣告される、など説明されてもよくわからないものまで様々なルールがあります。
普段からプロ野球中継をよく見ている、という人は大まかなルールは知っていると思いますが、細かいものは練習の中で一つ一つ覚えていくしかありません。
また、各ポジションごとに求められる動きが異なってきます。ランナーがどこにいるかによっても守備のやり方は変わってきます。複数ポジションを守れることがスタンダードになっている時代です。覚えなければいけないことは山のようにあります。
2.練習する場所の確保
チームの練習がないとき、個人練習がしたいと思っても、なかなか場所が見つかりません。チームの練習が多い、練習の中できちんと動きをマスターできる場合は必要ないかもしれませんが、そうでなければ個人練習がしたくなると思います。
最近では野球ができる公園は多くありません。キャッチボール禁止の張り紙がある公園も多く見かけます。チームで練習している場所を、練習がない日も使ってよいか確認するのが確実だと思います。また、自宅でもできる練習をいくつか用意しておくことも重要です。
3.道具が高い
野球道具をそろえると、かなりの金額になります。少しいいものになると、グラブは2~3万円、バットは5~6万円という驚くほどの高さです。ただ、初心者のうちはそこまでのものを用意する必要はないと思っています。以下、我が家が最初にそろえたものを紹介しておきます。
- グラブ…10,000円
- 練習用ズボン…2,000円
- アンダーウェア…2,000円
- ベルト…1,000円
- 靴下…2足1,000円
- トレーニングシューズ…5,000円
- リュック…6,000円
金額はぴったり上記の値段ではないので前後しますが、合計で17,000円程度です。他のスポーツでもある程度初期費用はかかると思いますが、予想以上にお金かかるな、というのが正直な感想でした。数か月して慣れてきたころに追加購入したものも紹介しておきます。
- バット…10,000円
- スパイク…5,000円
- 守備手袋…2,000円
- バットケース…2,000円
こちらも大体の金額ですが、計19,000円です。ズボンやアンダーシャツなど洗い替えも必要だと感じて購入しているので実際にはもっとかかります。兄弟同時に野球を始めたので、もちろんこれを二人分買っています。スパイクが小さくなった、とすぐ言ってくるのでそのたびに買い替えるとかなりの出費になります。
4.試合の送迎
試合や練習試合の際に、子どもたちを連れて行くのは保護者の役割となることが多いです。どのスポーツでも言えることですが、遠征の場合は早朝に出発して、なおかつお弁当が必要ということも少なくありません。練習試合を多く組むチームに所属すると、毎週末どこかに行くことになります。体力的にとてもしんどいです。
現在我が家は兄弟で同じチームにいるのでそこまで大変ではありませんが、お兄ちゃんお姉ちゃんが高校や中学で部活をやっている、弟や妹が小さくて留守番させるわけにはいかない、という家庭は負担がかなり大きくなります。他の兄弟姉妹の不満が出ないように、家族で話し合って運用してください。
5.お茶当番
お茶当番があるチームでは、月に数回お茶当番が回ってきます。お茶当番での役割は、大まかに
- 子ども、監督、コーチの水筒のお茶がなくなっていたら補充
- 体調不良になった子どものケア
- 審判へのお茶出し(試合、練習試合)
- 相手のチームへの挨拶(練習試合)
- アイシングの準備(試合、練習試合)
などがあります。お茶当番がないチームでは、帯同している保護者がその役割を分担してやることになるかと思います。チームによっては、監督のお弁当を準備することもあります。息子が所属するチームが人数減少により合併があり、合併前はお茶当番あり、合併後はお茶当番なしのチームになりましたが、どちらも大変です。
夏は暑く、冬は寒いです。暑さ対策、寒さ対策をしていないとこちらが体調不良になります。私自身、身体が強いほうではないので、最初の1年間は何度も体調不良になりました。観戦時のおすすめの服装についても紹介したいと思いますので、参考にしてください。
まとめ
少年野球で大変なこと5選について紹介しました。野球は覚えることの多い難しいスポーツだと思います。子どもと一緒に覚えていくと見ている分にも楽しくなってくると思います。また、他のスポーツでも同様ですが、保護者のサポートは重要です。送迎やお茶当番など、自分のできる範囲でサポートをしてあげてください。