野球少年のいる家族の時間の作り方

保護者の役割

 平日は放課後野球の練習、土日は野球の試合や練習。野球だけでなく、サッカーやバスケ、他のスポーツでも同じようなスケジュールだと思います。子どもがスポーツ系のチームに加入すると、生活がその競技中心になって驚く方もいるのではないでしょうか。

 我が家は息子が二人とも同じ少年野球チームに所属しているため、親の都合さえつけば家族単位で行動することが容易です。しかし、同じチームに所属しない兄弟姉妹がいる場合、家族での時間を作るのは意識しないと難しいことになるかもしれません。そこで今回は、野球少年がいる場合の家族の時間の作り方について考えていきたいと思います。

一緒に野球の練習をする

 まずは、野球少年との時間の作り方です。まだ野球を始めて間もないころは、一緒にキャッチボールをしたり、打つためのボールを投げてあげたりしてあげるのをおすすめします。子どもがある程度上達するまでは、こちらが上手である必要はありません。特に野球経験がない場合、ボールが上手に取れなかったり、うまく投げられなかったりしますが、子どもも同レベルなので大丈夫です。

 何度も一緒にやっていると子どもの成長スピードに驚くことになると思います。一緒に練習することでコミュニケーションも取れ、子どもの成長も実感できるため、一石二鳥の時間の取り方といえるでしょう。

勉強を見てあげる

 子どもとの時間ということで考えると、勉強を見てあげるというのは有効な手段です。野球の練習に打ち込んでいると、どうしても勉強時間を確保するのが難しくなります。学校の授業がわからなくなると野球どころではなくなってしまうため、つまづいている箇所があれば早急に手を打つ必要があります。そのためにも、宿題や自主学習で分かっていないところがないか、定期的にチェックしてあげましょう。

 野球をしていない兄弟姉妹も、他の習い事や友だち関係で忙しいことが多いと思います。宿題をどのようにやっているのか、子どもに任せっぱなしにするのではなく、コミュニケーションの手段として確認するようにしましょう。

野球が休みの日は出かける

 野球少年がいると、土日が野球の予定で埋まってしまうことが多いと思います。野球少年以外の兄弟姉妹はもちろん、野球少年自身もたまには遊ぶことも大事です。休日に野球の練習が休みになった場合は、積極的に遊びに出かけましょう。その際、

  • 雨で休みの場合
  • 晴れているけど休みの場合

どちらでも対応できるように、やりたいことや行きたいところをリストアップしておきましょう。中学、高校になると家族でお出かけする機会は自然と少なくなると思います。体力的には正直しんどいですが、子どもが小さいうちはテーマパークなど子どもが喜ぶところへ行きましょう。

家族そろって食事するときはテレビを消して会話をする

 仕事で帰りが遅かったり、朝起きる時間が違ったり、毎食家族そろって食事をするのは難しいと思います。家族でそろって食事をできるときは、会話をするようにしましょう。

 テレビや動画を見ながら食事をすると、食べるのは遅くなるし、会話も少なくなります。そのことに気付いたため、なるべく食事の間はテレビを消して食べるようにしました。そういう日は、「家族で食事をしている」感が上がり、自然と会話も多くなります。

 食育という言葉もありますが、スポーツをしている子どもにとっては、食事もトレーニングの一環です。食事をしっかり取るためにも、家族で食卓を囲む機会は大切にしましょう。

プロ野球中継を見る

 食事中にテレビをつけるな、と言っておきながら、我が家では食事中でも野球中継だけはつけることにしています。理由はそれほど食事に影響が出なかったからです。高校野球がある間は高校野球も見ます。野球中継を見ることの良さとしては、

  • 野球の話が子どもとできる
  • 野球のルールに詳しくなる
  • 推しのチームができる

ということがあります。応援しているチームが同じなら一緒に応援もできますし、推しのチームができると野球観戦に行きたくなります。

実際に野球観戦に行くと、テレビでは映っていない選手の動きも見られるし、家族の思い出作りとしても良い時間になります。野球をやっていない兄弟姉妹、親でも楽しめるので、野球観戦を家族の趣味にしてしまえると、野球が楽しくなります。

まとめ

 子どもが習い事を始めると、どうしても今までのように自由な時間が取れず、家族の時間も取れなくなると思います。少年野球も例外ではありません。しかし、生活リズムが変わったことを一つのきっかけとして、意識して時間を使うことで家族の時間は確保できます。野球以外でも充実した時間が取れるように計画的に行動しましょう。

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